霧穴の概要

霧穴は三重県大宮町内にある、日本国内では比較的大規模な竪横複合洞窟です。
2004年5月の調査合宿終了時点で、総測線延長2000m弱、高低差約195mとなっています。


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霧穴周辺の石灰岩の年代自体は,年代を決定できる化石が出ていない ので分かりませんが、九州の三宝山帯(霧穴の石灰 岩は専門用語では三宝山帯と呼ばれる地体に含まれる石灰 岩です)で三畳紀の化石が出ています。おおよそ,2億4 000年〜2億年前くらいに海山の頂上や海山の斜面上 に堆積したものです。霧穴周辺の石灰岩から二枚貝と巻 貝の化石が出ていますが、これだけでは年代は分かりませ ん。隆起の時期についてはほとんど情報なしです。周辺に新期の堆積物がほとんど分布していな いからです。
石灰岩の周囲の年代は、石灰岩の上の年代がジュラ紀新世 (1億3500万年〜1億5000万年前)、下の年代が 白亜紀古世中期(1億2000万年前くらい)です。両方 ともに泥岩からの放散虫年代を使っています。(文・絵:柏木健司)
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霧穴は、石灰岩層と非石灰岩層(混在岩:メランジュ)との境目に発達した空間で、 細かく断層になっているので、至るところで非石灰岩の崖があります。

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!? @洞口

洞口は約38mの竪穴になっています。
!? Aホール

幅約20m、高さ約40m+38m、長さ約100mの巨大なホールです。
!? B洞内竪穴

洞内には何ヶ所も竪穴があり、霧穴の探検を困難なものにしています。
!? C最深部

最深部はだんだんと狭くなっていき、人が通過することは不可能ですが、 床面は堆積物なので掘り進めていけばさらなる空間を発見できるかもしれません。
!? D水平天井

探検のベースキャンプにしている、水平天井の広場です。
!? E上流部

メランジュの床と石灰岩の天井の比較的広い空間が続いています。

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-Japan Exploration Team-