合宿調査

霧穴は山頂近くに洞口があり、しかも洞口部分が竪穴であるため 日帰りでの調査では最奥部に行って帰ってくるだけで時間が過ぎてしまいます。 そこで我々は洞窟内にベースキャンプを設け、そこを拠点に合宿調査を行っています。

山の麓まで車で移動したら荷物をパッキングします。 探検用の装備や数日分の食料など荷物は大量です。荷物の量がハンパじゃないので、パッキングも一仕事です。
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洞内は狭いので、荷物は小分けして持ち込みますが、洞窟へ入るまでは背負子にまとめて担ぎます。
誰がどの背負子を担ぐかは、原始的かつJET的な方法「じゃんけん」で決めていきます。ハンデなしです。
洞口までの登山は空荷で約1時間。合宿では一人50〜90キロにもなる荷物を担ぐと、5時間以上かかるときもあります。 歩道が整備されている訳ではなく足下の悪い急斜面をひたすら登り続けるのです。 あまりの荷物の重さに、一度倒れてしまうとなかなか起きあがれません。 !

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洞口にたどり着いたら
探検装備に着替えていざ入洞です。
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霧穴に行くには、SRT(Single Rope Tecnique)が不可欠です。洞口にとったアンカーから、ロープのセッティング(リギング)をしていきます。


!? 霧穴の入り口部分は約40mの竪穴で、さらに高低差40mくらいの 斜面を下ったところにベースキャンプを設営します。 途中何カ所も狭い部分があり全員で荷物を受け渡しながら進みます。時間を費やす場所です。重さ500キログラム以上の荷物を小分けして持ってたどり着くまで休みなしでも24時間以上かかる時があります。

腰にぶら下げているコードはインターホンのケーブルです。 ベースキャンプと洞口では声が届かないので合宿中はインターホンで 連絡を取り合います。

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いよいよ探検開始です。毎回新たな発見があります。

!? 霧穴の中はとても広く、ベースキャンプに戻るのも大変なので お昼ご飯は弁当を持っていきます。
洞内平均気温11℃。冷え冷えになった身体を温めてくれる飲み物をポットに入れて携帯しています。

!? 探検によって新しく発見された部分は測量します。

手前の人が持っているのはレーザー距離計です。 天井高など直接計れない所を計るのに使います。

!? 晩ご飯はベースキャンプに戻ってみんなで食べます。 洞窟の中は10〜13℃と寒いので霧穴名物「霧鍋」で暖まります。毎日、同じメニューです。

!? 一回の合宿は1週間〜10日間に及び、 その間出洞せずに洞窟内のベースキャンプで寝泊まりします。 途中参加したり途中で帰る人が、追加食料を搬入したり ゴミを持ち出したりして、ベースキャンプを快適な状態に保ちます。太陽が恋しくなるのは三日目ぐらいからかな・・・

!? 合宿最終日はベースキャンプを撤収して出洞します。撤収のときの荷物の重さ以上に憂鬱なのが、洞内での排泄物の運搬。
洞窟の環境を守るために、洞内での排泄物はすべて持ち帰りますが、臭いやパッキングなど運搬方法にはいつも悩ませられます。
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JETBARにて
帰り着いた後には膨大な量の装備洗いが待っています。


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-Japan Exploration Team-