霧穴の環境保護

洞窟の中で長期合宿をするとき、ごみや排泄物の処理には気を遣います。
ゴミはもちろん、すべて持ち帰ります。調理の際は、煮汁や洗いものの水が水流を汚染しないように、できるだけ排水は流さないようにします。
メニューもその点を考慮した具材を使用します。
しかし、このように気をつけていても、人間の生理現象=排泄は止めることができません。
仕方ないので、尿はペットボトルに溜めて、定期的に洞外に捨てに上がります。大便は防水タンクに溜めて、持ち帰り処理します。
500ml程度のペットボトルに溜めていた尿を、2Lの大型ペットボトルに集めて、まとめて洞外へ持って上がります。
たいてい、持って上がる途中で中身が洩れて、バックの中が悲しい状態になってしまいます。

大便を溜めている防水タンクです。チーム内では「Bomber(ボンバー)」の愛称で親しまれています。中身はお見せできませんが、フタを開けると大の男でも涙を浮かべるほどの悪臭ですが、フタを閉めているとまったく匂いません。
このタンクの密閉性にはいつも感心させられます。

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-Japan Exploration Team-