伊豆大島 火山洞窟調査

伊豆大島・三原山の割れ目噴火口にあるという、珍しいリフト・ケーブという洞窟を調査に行きました。
NPO火山洞窟学会の調査隊に便乗させていただいたので、純粋にJETの活動とは言えませんね。





3/19 AM9:00 熱海港







高速船シーガルに乗って、1時間で大島に到着します。
熱海は二回目ですが、上品なリゾート感がすきです。








3/19 昼 三原山・割れ目噴火口付近







さっそく目指す火口へ…。全部で11あるという火口と、
リフト・ケーブの確認に行きます。




3/19 三原山・割れ目噴火口付近







割れ目火口の見学ルートから外れて、遊歩道がついていないC7〜C11の火口へ向かいます。Cは連番でつけられた番号のようなもので、深い意味はないようです。




3/19 割れ目噴火口付近







溶岩石が敷き詰められ、荒涼とした斜面の向こうに、青い海と伊豆の山が見えます。こんな景色は初めてで、とても新鮮でした。




3/19 割れ目噴火口C7
(写真右側)







C7と呼ばれる火口跡のふちを通る、メンバーのみなさん。翌日にはこの火口に小さな洞窟が見つかりました。




3/19 割れ目噴火口C8
(写真左側)







C8の横を通るメンバーのみなさん。キレット状になっていて、この翌日は強風だったので少し緊張しました。登り切ったところに、乾燥した動物の糞がありましたが、食べ物もないような火口付近に生き物がいるのですね…。



3/19 割れ目噴火口C9







約25m下降するC9。火口の長径は約45m。この日は下降するつもりは無かったのですが、ハーネスをお借りできたのでさっそくエイト環を使って降りてみました。




3/19 割れ目噴火口C9







火口底は、土砂の堆積。壁面にも土が付いて、苔や植物が生えていました。降り口から5mほど下に石の縁が見えます。写真中央には縦に岩脈が走っています。反対側にも岩脈がありますが、そちらのほうが明確でした。



3/19 割れ目噴火口C8
(写真左側)







この日の目的は、下調べとロープのセッティングだったので、ひとまず撤退しました。火口の全容を把握するために、少し離れたC11を探しに行きます。



3/19 割れ目噴火口付近







溶岩が地中を流れた跡が見られました。こういった跡が洞窟になる場合もあるという説もあるそうです。




3/19 三原山・御神火茶屋







三原山をちらりと見物。伊豆大島では、三原山の赤い火のことを御神火(ごじんか)と呼ぶそうです。神と畏れ敬うのですから、火山への嫌悪感はないのでしょうね。今も水蒸気を出す山頂から溶岩の流れた跡がはっきり見えて、噴火のときを彷彿させます。



3/19 割れ目噴火口C11







三原山登山道路の途中にある林道を入って、C11を確認。火口底に空間が広い横穴を発見したようです。右下、オレンジのツナギの宮下さんが立っておられるあたりです。



3/19 割れ目噴火口C11







私が行ったときにはすでにメンバーの磯部さんがアタックしていました。火山洞窟は崩落が激しいようで、用心されていました。



3/20 午前・ 割れ目噴火口付近







翌日。私はC9の測量チームになりました。前日よりも天気がよく、富士山がよく見えました。ただし、風が強く、じっとしていると寒かったです。



3/20 割れ目噴火口C9







穴の長径を計っています。風の力でメジャーがたわんで大変そうでした。使用されていたのは100mのメジャーです。大きい!長径は約45mでした。



3/20 割れ目噴火口C9・底







SRTで下降しているのはメンバーの伊東さんです。




3/20 割れ目噴火口C9・底







火口底から北側の岩脈の下方を見上げたところ。モデルは佐藤先生です。



3/20 割れ目噴火口C9・底







火口底から南側の岩脈を見上げたところ。モデルは佐藤先生です。



3/20 割れ目噴火口C9・底







火口底から石の縁までの高さを測るために、メジャーの端を持って上に上りました。下のお二人はメジャーで計測中。この後、全員登って、測量は完了しました。




3/20 割れ目噴火口C7







割れ目噴火口C7で、小規模な横穴を発見。伊東さんが確認に入りました。入り口が本当に小さくて、入るのも大変そうでした。




3/20 割れ目噴火口C7付近







花崗岩を包み込んで噴出した火山弾が固まったもの。包んだ溶岩が剥がれて、中の花崗岩が見えました。




3/20 割れ目噴火口C7付近







同左。剥がれた溶岩を花崗岩の上に乗せてみました。ジグソーパズルのようにぴったり合いました。




3/20 割れ目噴火口C9横







火口の横を下って、再びC9の降下点まで戻りました。この日は風が強かったので、火口の横を歩くときには緊張しました。




3/20午後 割れ目噴火口C1〜C6







C1〜C6の割れ目火口は観光客が見学できるように遊歩道がついています。Cの火口列全体を把握するために午後から観光ルートを見学しました。




3/20午後 割れ目噴火口遊歩道入り口







Cの火口列を説明した縦看板が立っています。内容は「地質ニュース」からの引用。汚れっちまって、寂しい感じです。




3/20午後 割れ目噴火口遊歩道







観光ルートの途中で、記念写真を撮りました。鈴木先生撮影。




3/20午後 割れ目噴火口遊歩道入り口







縦看板の横でも記念撮影。鈴木先生撮影。




3/21朝 三原山内輪山火口 







この日は私だけ一足早く、朝11時のフェリーで帰る予定でしたが、噴火口を見ずに帰るのは可哀想と、みなさんが朝から噴火口に付き合ってくださいました。御神火茶屋から駆け足で噴火口まで30分ほど。雄大な風景を見て、本当に来てよかったと大満足でした。



3/21朝 三原山内輪山火口







噴火口から、登ってきた遊歩道のほうを見ると、溶岩石しか目に入りません。




3/21朝 三原山内輪山火口







まだ地球の熱が冷めていないのでしょう。水蒸気がそこここで吹き上がっています。水蒸気が吹き出すところに手をかざすと、熱が感じられます。




3/21朝 三原山内輪山火口







もうフェリーに遅れそうだと、あわてて走りながら撮影しました。もっとゆっくり見物したかった〜。ちょうど、内輪山に竪穴が見つかって、みなさんが降りようとされていたので、くやしくて後ろも見ずに帰りました。




3/21朝 三原山・御神火茶屋







帰り際、御神火茶屋から見た三原山。この日も天気がよくて、いい景色でした。




3/21朝11時 高速船







フェリー乗り場でおみやげを買い込んで、時間通り高速船に乗り込みました。久しぶりに一人で他団体にお邪魔しましたが、やっぱり楽しかった〜。ケイバーに悪い人はいません!みなさま、お世話になりました。m(n_n)m




三原山内輪山の竪穴







翌日、伊東さんが内輪山で見つかった竪穴の写真を送ってくださいました。ん〜、入りたかった〜。いつか行きたいです。