2006年 12月 4日記 |
活動名 | 多賀 新洞確認 | |
活動内容 | 新洞の確認、探検測量 | |
入洞洞窟 | みつ穴(仮) | |
場 所 | 滋賀県多賀町 向之倉 | |
日 程 | 2006/12/26 | |
参加者 | MASA、阿部みつ、チカノ | |
使用車両 | MASA号、チカノ号(アルト) | |
会 計 | 食事(各自)、交通費(阿部みつ1400円・高速代ガス代) | |
11月度の月例レスキュー講習は、参加者が少ないため、ファンケイビングになった。 11/26、多賀町派の二人(MASA、阿部みつ)に連れられて、私はしぶしぶ滋賀県に向かった。11/12に二人が発見したという、新洞を確認するためだ。 多賀には洞窟が多い。ほとんどが小さな洞窟だ。 発見した二人は、「入り口は狭いが、ディギングすれば入れる!」と元気だ。 私は一応、測量道具と竪穴装備を持って行ったが、(3m以下なら埋めるか…)と そればかり考えていて、ケイビングスーツは持って行かなかった。 アプローチに入る前の、車を停めた場所に廃村があったので、帰りに見学するのを楽しみして、 ポテポテと山に入ると10分くらいですぐに洞口に辿り着いた。 すると、確かに入り口は狭いけど、けっこう深く見える…! よぉし!と、スイッチが入って、三人でわいわい言いながら、スコップやらノミやらハンマーやら 総動員でディギングに励み、30分もしないうちに人が入れる大きさに洞口を広げた。 持ってきたロープは50mに満たないほどの長さだったので、(もしかして足りない!?)と 思いながらセッティングを始めたが、すぐに冷静になってきた。 山の標高が高くないので、そんなに深いわけないだろうと思えた。 MASAに最初に入ってもらって、阿部みつが続いたが、二人とも声の届く範囲で動いている様子。 これは二度とこの穴には来ないな、と思ったので、その場で私は測量をしながら二人に続いた。 竪穴は6〜7mくらいで終わって、直径10m弱の天井の低い部屋になっていた。 節理沿いの北東にさらに3mくらい下におりる狭い竪穴があって、その下に天井の低い 節理沿いの横穴が2本、5mほど伸びていた。 もう少し横に伸びてもいいように思えたが、床はどこも泥が敷き詰められていて、 横穴の終点はみんな泥で埋まっていた。 小さいけれど、ちゃんと洞窟で、ケイビングスーツ持ってくればよかったかな、と思った。 天井が低いし、泥が多いし、測量が超面倒くさかったので、「もういいや」と言いながら 適当にしようとしていると、阿部みつに「せっかく来たからちゃんとしないと!」と注意され、 またまた渋々、狭い横穴にも側線を引いて、測量を続けた。ああ、腹減った。 やっとキリがついて、(2時ごろかなぁ)と思いながら出洞すると、空が暗い。 小雨が降り出していたので、天気のせいかと思ったら、もう6時だった。 入洞は昼前だったので、狭いところでかなり遊んでいたようだ。 どんどん強くなる雨の中で、慌てて着替えて、廃村なんて目もくれずに下山。 これから仕事だというMASAに別れを告げて阿部みつと帰路についたが、 高速道路が関から一宮まで渋滞なので、国道でちんたらと帰った。 途中の中華料理屋で夕食を食べて、阿部みつの新居に寄って帰った。 そしたら、阿部みつが大根とほうれん草をくれた!ありがとう。 久しぶりにまともに洞窟に行きましたが、高揚感を感じたのはディギングのときだけでしたよ。 もう洞窟を愛していないのかなぁ…、などと自分の気持ちに問いかけながら ザブザブと降る雨の中をちょっと迷子になりながら帰ったのでした。 (メールマガジンEJJ No.401から転載) |
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記入者 | チカノ |