J. E. T 活 動 記 録
2005年 11月 9日記

活動名 多賀新洞探索
活動内容 新洞探索
入洞洞窟 なし
場 所 滋賀県多賀町
日 程 2005/11/7
参加者 MASA、ミヤモト、阿部みっちゃん
使用車両 MASA号、ミヤモト号、みっちゃん号
会 計 食事(各自)、交通費(各自)
午前9時ちょい過ぎ、多賀町役場駐車場でまさやんと合流。天気がいまいちだった事もあり車を一台にして、午前は車で移動しつつ、まさやんに向の倉と権現洞を案内して頂いた。向の倉では巨木と廃村を見に行った。神社の御神木、桂の大木は根元から枝別れしており幹回りはかなり大きそうだ。樹齢400年という年月、ここにずっといた木はかつてはここに存在した村人の暮らしをずっと見て来たのだろう。人の営みの盛衰に対してこの木の今そこにある確かな存在感は圧倒的だ。桂は豊かな水がないと育たないそうだ。桂の木のたもとには泉があり、水は不思議な深い緑色をしていた。それほど深くはなさそうだが…石を投げて深さを確かめたくなった。しかしまさやん曰く、泉に悪さをするとそこに棲むという白蛇のたたりで洪水がやって来るという言い伝えがある事を聞き、私は石を拾うのをやめた。泉には11月にも関わらず黒い小さなおたまじゃくしが沢山いて不思議な気持ちになる。神社と泉の段差に設けてある石垣はとても歴史を感じさせた。石と石の小さな隙間から桂の大きな太い根が何本も生え出ていたからだ。序々に大きくなったのだろう。
そこから歩いて移動する。向の倉は廃虚としてネットでは有名な土地だそうだ。その廃村は以前は20件以上は人の住む家があった言う。昔は炭で生計を立てて暮らしていたそうな。かつて家が建っていた平地になっている場所には杉の植林がなされている所や棕櫚の木が残っている所もあった。棕櫚の木は防火や箒の原料として用いられたという事です。この村へ入る駐車場に続く道路は最近やっと出来たものだと言う事と、家々をはさむあぜ道のような通路を見て、家を建てる木材や瓦などどうやってここまで運んだのかを想像すると昔の不便な時代の人々の忍耐強さにびっくりしてしまう。
車に乗り権現洞に行く。総延長100メートル程、横構だ。泥がなく穴は人が入るのにちょうど良い大きさ。一番奥の高さのある広い場所に出るととても落ち着くことが出来た。ライトを消すとさらに安堵感がやって来る。まさやんが「子供の頃押し入れに入った経験のある子はきっとその頃の同じ気持ちが蘇ってきて恐いと思わないのだ」と話しました。私も同感。
そこを出て谷ぞいに車で移動しながら穴らしきものがないか探した。途中、川側に穴をを見つけ車から降りて覗いてみるが奥に続いてはいなかった。この位の時間には天気も良くなってきていて紅葉がとても綺麗に見えるようになっていた。落ち葉が風で桜吹雪のように舞っていました。
車で町の方へと下る。途中、宮本君と合流するための時間潰しに近くのカインズホームに予備のヘッドライトを見に行く。まさやんお勧めの防滴ライトが在庫切れだったので結局購入はあきらめた。

移動してコンビニで午後1時頃宮本君と合流
お昼はまさやんお勧めのラーメン店「本気(まじ)」に案内してくれた。そこのちゃんぽんらーめんはとても美味しかった。豚肉入きゃべつメインの野菜炒めも乗っていてとってもヘルシーだ。たぶんスープはかつおベースではないかと思う。そこそこ食べたところで宮本君を見るとラーメンはとっくに来ているのに全く手をつける様子がない。指摘すると「猫舌」だという。可愛いところがあるものだ。ラーメンはのびてちょっとボリュームが出始めた頃、宮本君はやっと手を付け始めた。宮本=猫舌 皆様、よく覚えておこう。

再度、山の方へ向かう。午後2時位になっていたと思う。車で谷を奥へ入っていく右手、沢のある付近で宮本君が「此のあたりが怪しい」という。皆で上へと登ってみる。まさやんは沢の上へ、宮本君と私は途中左に折れ二手に別れて登って行った。
私が見上げると大きな岩に窪みがあって影になっている所を見つけ、宮本君に問われ「気になる感じだ」と答える。大岩の付近に辿り着くと左下部にかつて水が出ていた丸い穴を何ケ所か見つける。大岩左右を見て穴があった左手に行きかけるが危険そうなのでやめて先に右側を調べてみる。私が右側を登っていると宮本君が大岩に辿り着いた。しばらくすると宮本君、「穴発見!」と言った。左側の崖になっている所の上部を見上げた所に穴があった。宮本君と私でまさやんに呼び掛けるが返事はあるものの内容が互いにつかめていない様子。しばらくすると大きな落石音があった。一瞬たじろぐ。「降りた方がいいのか?」迷いながらまさやんに呼び掛ける。すでにまさやんは下にいるようだ。事故ではないようなので安心する。宮本君は発見の穴とさらに対岸の山の岩肌に「双子洞」を見つけ両方の写真を撮ってから降りることになった。
まさやん曰く私達(ほとんどは私だと思う)の落石がかなりあって危険と判断し登るのを断念したそうだ。まさやん、ごめんなさい。それを聞いて「落!」の(声がけ、徹底せねば…!)と反省する。
皆下りてから宮本君が対岸に見つけた双子洞を探しに反対の山を登ってみる。落石に注意する為、3人で固まって登ってみるが見つからなかった。残念。今回自分が教訓として心に焼きついた事は自分の登山初心者っぷりを思い知ったのだが、
「ルートを選びながら登る」
「落石しないように登る」落石した場合は躊躇せず大きな声で「落!」を言う。
「登った同じルートで下る」でした。
危険もありましたが皆無事に帰路に着く事が出来、何よりでした。まささん、どうもありがとうございました。

追記…まさやん私も、ヒルが首筋にくっついているのに途中気付く事になる。まさやんは長靴の中からもヒルが出て来た。ヒルに注意!!
@権現谷大岩のわき水上部約100m付近の洞口
・アプローチ:登坂中の落石は沢まで落下する。ガレ沢からはずれても非常に足場がもろい。ルート上の傾斜は35°前後。
・洞口付近:岩壁下部の比較的大きな浸食くぼみ(横3m縦5m奥行き3m)を中心にボアパッセージ状の穴が付近一帯に多数(奥行き不明)空いている。
・撮影した洞口:大きな浸食くぼみの上層部にボアパッセージの穴、横70cm縦120cm 確保なしでの入洞は非常に危険。奥行き不明。
・浸食くぼみ付近の探査と浸食くぼみ地面部のデイギングを次回行う必要を感じています。

A権現谷大岩のわき水対面斜面の洞口
・アプローチ:目星をつけ向かったが到達できず失敗。またこちらの斜面も非常に足場がもろく岩場が多いため今回のメンバーでは到達に危険を感じました。 
しかし、人間は入れないが小さな洞口を林道より約30m上部付近で発見。奥行き不明。出水跡あり。
・洞口付近:岸壁下部に二つ比較的大きな穴が空いている。 遠くて解りづらいが両方の穴共に出水の後らしき痕跡を地面に見受けることができた。(洞口の予想サイズ:横2.5m縦1mと横2.5m縦2.5m)

上の写真の洞口がある斜面の下部で確認した小さな穴。
記入者 阿部みっちゃん(活動レポート)、ミヤモト(洞窟概要と写真)

活動記録メインへ戻る