J. E. T 活 動 記 録
2005年 10月 24日記

活動名 第13回近江カルスト自然史調査(石灰洞)
活動内容 博物館の依頼により、石灰洞の調査(探検、測量、撮影など)を行う
入洞洞窟 「山田さんの穴」「穴」(どちらも仮称)
場 所 多賀町落合−米原市醒ヶ井境界
日 程 2005/10/23
参加者 稲垣、チカノ、宮本
使用車両 宮本号+博物館号
会 計 食事(各自)、交通費(報酬より支払い:高速\1050/\550、ガス代\5000)
3時40分 JETバー出発。4時45分に上石津町町役場に到着。5時に博物館の阿部さんと待ち合わせ。阿部さんは時間通りに現れ、簡単な打ち合わせ後、5時15分に役場を出発。幾里林道を通って、霊仙山の山頂近くまで登る。20日にすでに一度調査をしたので、段取りはわかっている。天気予報は晴れで、20日よりも寒さは和らいでいるように感じた。

5時40分に幾里林道の入り口、山頂近くの入山ポイントに到着したのは6時19分だった。簡単に装備をまとめて、7時に入山。装備は、50mロープ(1)とプロテクター大、中、カラビナ数個、プロテクター固定用にハーケンとハンマー。測量道具、カメラ、生物採集セットなど。

7時15分には20日に測量をした「竪穴(仮称)」に到着した。測量時に測りそびれた、洞口の傾斜をはかり、博物館の写真資料と、「竪穴」が合致するかを確認した。その後7時半、「山田さんの穴」。調査予定の一つ目の穴。洞口は広く、どかんと下に続く穴だが、危険なのであまり覗き込むことはできず、洞口からは洞床の堆積がすこし見えるくらいで中の様子はわかりにくい。しかし、見た感じはワンピッチの穴。そして降りてみるとやっぱりワンピッチの穴だった。洞口を囲む白い大きな石灰岩はそのまま洞壁となって洞床まで続いている。ほとんどまっすぐに開いた穴なので、洞床に到着してもヘッドライトが不要なくらいだ。生物は少なく、カエル・ハエ・トビムシなど地上の生物ばかりだった。測量、生物調査を含めて2時間半で完了した。

10時ごろに「山田さんの穴」を後にして、次の調査洞窟へ向かった。15分ほど歩くと「穴(仮称)」に到着。80x50cmくらいの洞口で見た感じは小さな穴だが、なかなか楽しめる穴だった。チカノは20日とあわせると2つの穴を測量しているので、この穴は稲垣さんに測量をお願いした。
測量や調査を開始すると、食事する暇もなくなるので、入洞前に軽く食事する。
10時半ごろ、チカノがまず入洞し、プロテクターをセットしてからいったん出洞。骨の調査をする阿部さんに先に入洞していただく。チカノはその後に測量のポイントを取りながら進み、宮本がメジャー持ちで続いて入洞する。11時40分には測量をしながら全員が洞床に到着した。洞床までは10mもないので、調査でなければすぐに見て回れる穴だ。この穴は骨がとても多くて、種類も鹿、ウサギ、いのしし、タヌキと様々。クラック状の洞窟を奥に進むと、行き止まりになり右側に小さなホールがある。ちょうど行き止まりになったあたりの洞壁一帯にウミユリの化石が見られる。茎の断面のようなポツポツとした化石だが、なかなか楽しい。右手の小さなホールは大きな花崗岩(だっけ?)の岩盤が横たわっていて、ホールのに奥はその岩盤が粉砕された後が残っている。ホールの入り口側の壁は土や石灰岩の堆積と大きな石灰岩の落盤。

15時ごろにはほぼ測量も完了していた。稲垣さん以外はそれぞれ支洞をディギングしたり、骨を掘ったり、各々が好きにすごしていたが、16時から出洞を開始することになったので、あわてて写真やビデオを撮影したり、生物調査を始めたりと、調査の義務を果たし始めた。

予定どおり、16時には出洞開始。チカノ、宮本、阿部、稲垣の順番に出洞し、16時40分には出洞完了していた。片付けなどを済ませて、17時7分に「穴(仮称)」を後にした。17時24分に林道に駐車した車に到着。着替えや荷造りを済ませて18時に林道を走りはじめ、18時40分に上石津町町役場に帰ってきた。
いつものとおり、簡単な反省会と調査内容の確認後、解散した。

20日から続けて調査した霊仙山の洞窟。昨年から存在を知って、興味を持ってきた洞窟なので、今回とうとう行くことができて嬉しかった。洞窟がとてもたくさん集まっているので、調査ではなく、洞窟探しだけでもずいぶん楽しめそうな場所。しかし、普段は幾里林道が施錠されているので、登山道を登って行かなければならず、その行程は1日では済まないだろう。調査だから実現できた日帰りケイビングだった。
「山田さんの穴」
うさぎさん ホール奥から見た
入口方向
ホールの入口上部から
見た奥方向
岩盤横に立つ稲垣さん
泥色のカーテンと宮本 岩盤横に立つ稲垣さん
ウミユリの化石 出洞。洞口が狭いので大変。
記入者 チカノ

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