J. E. T 活 動 記 録
2005年 12月 17日記

活動名 竪穴デビュー&SRTおさらいケイビング
活動内容 みっちゃんの竪穴デビューのため、イラバタの穴再訪
入洞洞窟 イラバタの穴
場 所 岐阜県山県市
日 程 2005/11/26
参加者 稲垣、(柏木)、阿部みっちゃん、チカノ
使用車両 みっちゃん号、柏木号、稲垣号
会 計 高速代(350円)、食事代各自
JETに入隊して3年が過ぎようとしている柏木隊員から、SRT技術のおさらいをしたいから竪穴へ連れて行ってほしいと申し出があった。
3年も在籍して、霧穴合宿にも参加しているというのに何を今更、と思ったが、探検への飽くなき情熱に感銘を受けて、彼が特に希望する「イラバタの穴」へ行くことにした。イラバタの穴は、形状が美しいうえに、高低差が大きいので穴としてはなかなかのものだが、私や稲垣さんは新人の竪穴デビューのたびにこの穴へ足を運んでいるので、正直言って、かなり飽きてしまっていた。しかし、今回竪穴デビューのみっちゃんも同行するので、「これが最後のイラバタだ」と心に誓いつつ計画を実行した。
 6時JETバー発、8時JETハウス集合だ。柏木隊員は6時までにJETバーに到着すると連絡があったが、ちっとも現れないので電話してみると、まだ富山から一宮への道中にいて、仮眠をとるつもりが朝まで眠ってしまったという。もうイラバタへ行くのは諦めて、一人でJETハウスでSRT訓練をするというので、柏木隊員を置いて出発した。
 8時10分ごろ、JETハウスに到着すると、すでにみっちゃんが到着していた。1時間ほどJETハウスのSRT訓練塔で練習してから、10時すぎにJETハウスを出発した。イラバタの穴は、SRTデビューの穴として利用しているが、初めてイラバタへ行く人は山登りにも慣れていなくて、穴へ到着する前に疲れてしまうのだが、みっちゃんは元気にペースよく歩いて洞口まで到着した。実際、この穴の洞口までは普通に歩けば40分程度の道のりなので、山歩きになれていれば大した行程ではない。
トップのロープをセッティングし終わったころに、村からお昼のサイレンが聞こえてきた。次のピッチからは稲垣さんがセッティングをしていってくれた。私はみっちゃんに注意点など説明しながら続いて下降した。50mロープを2本持参したが、途中で足りなくなって、ぎりぎりのロープ配分だった。ロープによっていつも少し違うセッティングになってしまう。
洞床に到着したのは2時ごろ。稲垣さんの相談を待たずに、私は無言でランチを食べ初めた。おなかが空いていると、仕事が進まないからね。みっちゃんがおしるこを持ってきていたので、私は持参のラーメン1口とトレードしてもらった。
ランチの後、稲垣さんに先に上ってもらい、私とみっちゃんはさらに奥のピッチの狭い空間を見学に行った。この日はとても水が少なく、最奥の滝もそのほかの場所の滴下水もほとんどなかった。奥のピッチを見学した後で、出洞開始。みっちゃんが先に上って、私は後から登った。みっちゃんは終始、荷物やロープ回収のことを気にかけてくれたので嬉しかった。普通、初めて竪穴に行くと、自分のことだけで精一杯になって、他のことまでは気がまわらないのに、みっちゃんはなかなか余裕だ。高いところも平気そうなので、案外成長するかもしれないと思った。マイペースでがんばってください。
全員が出洞したのは、4時ごろ。下山を開始したが、途中、イラバタの穴の近くにある野生のゆずの木でしばし収穫を楽しんだ。去年収穫したときよりも、すこし大きめの実だった。下山したのは4時半ごろ。
JETハウスに到着すると柏木隊員が待っていた。訓練塔にぶらさがっているかと思ったら、寝袋の中で身動きしていなかった。
声をかけると、寝袋から顔だけ出して「ディッセンダー忘れちゃった」と一言。それを聞いて、怒る気もせず、心がシーンとした。
翌日の活動にも参加する稲垣、柏木、チカノはJETハウス泊。三人で鍋を囲んだ。みっちゃんは帰宅するので、早々に車で走り去りました。おつかれさまでした。

みっちゃんは、この日のゆずで柚子湯を楽しんだそうです。野生のゆずで、香りが長持ちするので私も部屋に置いて長く楽しみました。
1時間ほどおさらい 順調な山歩き 第二ピッチへの
トラバース
洞床でランチタイム 最奥を探検した後
出洞します 洞口近く 洞内から見た紅葉 秋の実り 野生の柚子を収穫
秋の風景を眺めながら下山 あ。寝ている…。
記入者 チカノ

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